水琴窟の”水音”を訪ねる旅(4)奈良 當麻寺西南院

20140908當麻寺水琴窟①DSC_0260.JPG
第四回は奈良は葛城にある
『當麻寺 西南院』です。それではスタート。

【取材日 平成26年8月30日】
20140908當麻寺駐車場①DSC_0223.JPG
奈良県は當麻寺です。
10年程前に近くに住んでいた事があります。その頃はまだ当麻町でした。
結構な田舎です。しかし今回初めてお寺に行ってこんな国宝だらけの
凄い所だと初めて知りました。

そんな凄いお寺なのに駐車場が人間の良心に頼っている構造です。
さすがです。仏の前でやましい事をする人間なんていないという考え、
ひいては人を疑う事自体が仏道に背くという事なんだと思います。

ある意味”完全なセキュリティー”です。
20140908當麻寺横門①DSC_0225.JPG
私、場所がいまいち解らず、この横の北門から入りました。

20140908當麻寺北門から①DSC_0226.JPG
静かなこの横の道を歩いて行くと。

20140908當麻寺北門から①DSC_0227.JPG
で~んと西塔及び本堂が見えて来ます。

20140908當麻寺本堂①DSC_0228.JPG
本堂!!!

20140908當麻寺講堂①DSC_0230.JPG
講堂!!!

20140908金堂①DSC_0232.JPG
金堂!!!

これらの中には勿論国宝、重文が山の様にあります。
しかし仏前という事もあり撮影は禁止です。
またこれは”水琴窟”の旅ですので中は実際に行ってお楽しみ下さい。

しかし・・・物凄いです。わたしは仏教の事は詳しくありませんが、単純に見ただけで震える様な
感動がやって来ます。
日本人なら見ておくべきだと思います。

そして目的の”水琴窟”の音探訪です。
20140908當麻寺西南院門①DSC_0240.JPG
當麻寺の水琴窟はここにあります。
『當麻寺西南院』です。當麻寺の寺院内庭園です。
もう門の前に水琴窟って看板出しちゃっています。

入ってみましょう。
20140908當麻寺西南院蓮①DSC_0246.JPG
すぐに蓮が沢山お出迎えをしてくれます。
行った日は8月30日でしたのでもう花は完全にかれていましたが
晩夏の蓮もなかなかいいものでした。
20140908當麻寺西南院蓮②DSC_0245.JPG
この蓮を越えてお庭の見学路に入って行きます。
展望箇所があるのにも驚きですがなんと水琴窟が”2個”設置されているとのこと!!

二つ設置されている施設は初めてです。
20140908當麻寺展望台DSC_0256.JPG
展望場所です。
万葉の大地を一望です。
西塔と東塔を一緒に観られる素晴らしい場所です。

展望箇所を進んでいくと
20140908水琴窟石看板①DSC_0259.JPG
水琴窟の石の標識が!!
随分年季の入った石灯です。期待が高まります。
DSC_0261.JPG
ありました!!シンプルイズベストの水琴窟です。

20140908當麻寺水琴窟②DSC_0268.JPG
無駄のない形状です。
そしてよく手入れされているのが分かります。
音も非常に良いです。
設置されている場所が山肌なので谷水で潤っている事も関係していると思います。
20140908當麻寺水琴窟③DSC_0260.JPG
静かで涼しげで水琴窟を彩る環境も最高です。

20140908當麻寺西南院お庭②DSC_0269.JPG
この様な場所に”自然”に設置されています。
いやがおうにも水琴窟の水音を聴こうって雰囲気にさせられます。

やはり水琴窟というのは周りの世界観を含んだ装置だと思います。
20140908當麻寺おじさん①DSC_0265.JPG
このお父さんも家族で関東の方から當麻寺に来ていらしてたらしいのですが
當麻寺のあまりのクオリティーとポテンシャルの高さに驚いていました。

二人で意気投合して水琴窟について語り合ってしまいました。
20140908當麻寺水琴窟への道①DSC_0270.JPG
もう一つの水琴窟にはこんな石橋を渡ります。
取り敢えずこの西南院の庭園の造りこみがすごいです。

小さなスペースの中に”浄土”が表現されているのだと思います。
これは圓光寺にも通じるものがあります。

そんな”極楽浄土”に二つも水琴窟があります。
とても有り難い物を作らせて頂いているんだと思いました。

そして二つ目。
20140908當麻寺水琴窟②DSC_0274.JPG
どこまでもシンプルさを追及していると思います。

20140908當麻寺水琴窟③DSC_0275.JPG
お庭の一部に溶け込んでいると思います。

20140908當麻寺水琴窟④お父さんDSC_0277.JPG
関東のお父さんも聴きいっています。
音、本当に良く聴こえます。

この二つの水琴窟竹筒がありません。
そうです。ある程度離れていても水音が聴こえます。

これは意外とありません。それだけ音に自信があるんだと思います。
こんな
野外で設置されていて竹筒無しで聴かす様に作っている水琴窟はあまり見た事がありません。
20140908當麻寺水琴窟⑤DSC_0281.JPG
なかなか男前な水琴窟です。繊細さの中に無骨な感じがします。

20140908當麻寺水琴窟と自分IMG_1126.jpg
一緒に記念撮影させて頂きました。

今回も良い水琴窟と水音を探訪する事が出来ました。
大満足の水琴窟でした。

そして改めて感じた事は水琴窟という雰囲気、『大器の器』では”潤いの場”と言っているものを
どうやって感じて頂く事が出来るか。それを含めて”水琴窟”という商品、作品を作っていかなければ
ならないという事です。

感じる事は水琴窟探訪をして毎回同じです。しかし実物、その周りの環境を実際に体感する事で
その感じている事が深く心に入って来ると思っています。

陶器製品として水琴窟を作る人間としてやはり実物を見る事は大切です。
それが製作のバックボーンになると思います。

それでは第四回はこれにて終了させて頂きます。皆様御清聴ありがとうございました。

次回の『水琴窟の”水音”を訪ねる旅(5)』は
20140908科長神社DSC_0310.JPG
大阪は太子町にある科長神社です。
ここは小野妹子氏のお墓があります。

そして水琴窟もあります。面白いのは町営の水琴窟なのです。
太子町が設置しているのです。行政が設置する水琴窟。面白くないはずがありません。

しっかりとリポートしたいと思います。
なぜ、ここに水琴窟なのか・・・ お楽しみに。

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水琴窟の”水音”を訪ねる旅(3)京都 東山浄苑

20140830東山浄苑①DSC_0027.JPG
水琴窟の”水音”を訪ねる旅、
第三回は京都の東山にある『東山浄苑』です。それではスタート。

【取材日 平成26年 8月15日(金)】
20140830東山浄苑②DSC_0028.JPG
東山浄苑です。いわゆる納骨堂です。
お墓ですね。

やはりご先祖様、神様、仏様をお祭りする場所に水琴窟はよく設置されています。

また行った当日が8月15日でした。
お盆の真最中です。東山浄苑でも盂蘭盆会が行われていて
ご先祖様の御供養に訪れる方々で一杯でした。

余談ですが8月15日は終戦記念日です。
昭和20年の当日のお昼から昭和天皇の玉音放送(終戦の詔)
があったわけです。

日本はお盆の真最中にポツダム宣言を受諾した分けです。
その玉音放送というのは前日に収録されました。

そして15日にNHKで全国放送するというのは当日まで
世間一般に発表は無かったわけです。

その玉音放送の時間帯に
本来のNHKの放送には京都からの盂蘭盆中継が予定されていました。
当日のラジオ欄に記載されてるそうです。

沢山の戦没の御霊が帰って来るであろう
盂蘭盆の時期に終戦(敗戦)を受諾・・・色々考えさせられます。

閑話休題

上の写真はご先祖様の供養を願うであろう灯篭です。
この灯篭が飾られている六角堂の前に水琴窟があります。
20140831東山浄苑水琴窟①DSC_0038.JPG
こちらです。
立派な石に、しっかりとした造りです。

左右二つ聴く場所があります。
20140831東山浄苑水琴窟看板DSC_0030.JPG
こちらが説明の看板です。
『響流庭』良い名前です。

やはり水琴窟は人気があります。
色んな所を訪ねて意外に思うのは
子供にとても受けがいいという点です。
20140831東山浄苑水琴窟③DSC_0029.JPG
写真はちょっと寂しい感じですが
この後も家族連れのお子さん達が列をなして

水をぶっかけていました。
音がするとキャーキャー喜びます。
20140831東山浄苑水琴窟⑤DSC_0031.JPG
この小石が引かれている場所に
水を落とすと水琴窟の音色が響いてくる様になっています。

20140831東山浄苑水琴窟⑥DSC_0033.JPG
沢山のご先祖様の供養に来られたご家族が
皆で水琴窟の水音に耳を傾けておられます。

こんなシチュエーションで
音を聴いて貰える水琴窟はとても幸せ物だと思います。

僕が作る陶製の水琴窟もこうやって沢山の人の
“心”に関係するシーンで聴いて貰える様にしていきたいです。

そんな時に選んで頂ける水琴窟を作らなければいけません。
20140831東山浄苑水琴窟⑦DSC_0032.JPG

20140831東山浄苑水琴窟⑧DSC_0039.JPG
やっぱり皆さん目に留まるとほぼ100%の確率で水音を聴きに来ます。
水琴窟のキラーコンテンツ(?)ぶりは半端ありません。

今回の水琴窟の”水音”を訪ねる旅は
水琴窟の集人する力を改めて勉強させて貰いました。

そして”心”の装置であるという事も改めて確認しました。

なんて事ない”水音”なんですが
その”水音”に沢山の意味が込められている。

そして聴く人達はしっかりと
その意味を感じているという事だと思います。

そういう商品を作っているんだとしっかりと
自覚しなければいけません。
これから心にそれを留めて製作したいと思います。

さて次回の『水琴窟の”水音”を訪ねる旅』は
20140831當麻手寺門DSC_0241.JPG
奈良県は葛城の當麻寺西南院です。
もう看板で水禁窟って出しちゃってます。

すごいです。素晴らしいです。しかも同じ庭園に二つあります。
是非お楽しみに。

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水琴窟の”水音”を訪ねる旅(2)京都 圓光寺

20140815圓光寺水琴窟①DSC_0010 (2).JPG
水琴窟の”水音”を訪ねる旅第二回は
京都の洛北にある『圓光寺』です。それではスタート。

【取材日 平成26年 8月15日(金)】
20140815圓光寺門①DSC_0026.JPG
京都は洛北地域にあります。
圓光寺は由緒ある名刹としてよく知られています。

水琴窟も有名です。

しかし私、奥田大器、
水琴窟関連の仕事をしているというのに
今回が初のお参りです。これから勉強です。

住宅地の中にポッとある印象です。
行く道も生活道路みたいです。

しかし駐車場を降りてお寺の前に行くと
上記写真の様な立派な門構えが!!
20140825圓光寺門②DSC_0024.JPG
立派です。立派すぎます。
入るのに少し圧倒されます。

しかし中に入ると本当にいい雰囲気の境内への道が伸びています。

場所が山肌という事もあって自然と渾然一体になっている印象です。

観光客の方もたくさん来られていると思いますが
まったくそれに慣れている印象はありません。

むしろ洗練されている感じがします。
日本のお寺の原風景、
日本人がイメージするお寺の美しい代表といった感じです。

そう、上の文章で分かる様に奥田大器、
圓光寺の”雰囲気”めちゃくちゃ好きです。

決して自分の事をお洒落や風流とは思いませんが
こんな人間にさえ来て良かったと感じさすものがあります。
enkouji140815DSC_0526.JPG
さて、道を上がって行きますと階段が、その上に

20140815圓光寺枯山水①DSC_0527.JPG
枯山水のお庭が!!
皆さん、この写真で誤解しないで下さい。

僕の写真の腕前が悪いので
実際に目にした良さの100分の1も表せていません。

奔龍庭というお名前が付いています。

奥にある建物は寺宝展示館です。
やはり京都は歴史の都です。
一私寺にこの様な物があるのかと驚かされます。
20140815圓光寺枯山水②DSC_0023.JPG
こだわりをもって手入れがされています。素人にもよく分かります。

200140815圓光寺中門DSC_0529.JPG
そして奔龍庭を進み、この門をくぐると・・・。

20140815圓光寺水琴窟②DSC_0014 (2).JPG
水琴窟が!!
なんと圓光寺さんのHPによると
「圓光寺型」と呼ばれる形だそうです!!

僕も自分が作っている水琴窟を
いつの日か「大器の器型」と呼ばれる様にしたいです!!
20140815圓光寺水琴窟②DSC_0009 (2).JPG

20140815圓光寺水琴窟③DSC_0011 (2).JPG

20140815圓光寺水琴窟④DSC_0016 (2).JPG

20140815圓光寺水琴窟⑤DSC_0012 (2).JPG

20140815圓光寺水琴窟⑥DSC_0013 (2).JPG
皆様どうぞよく見て下さい。
写真5連発です。
取材した当日も沢山のお客様が来ておられましたが
水琴窟はやはり人気がありました。

形、可愛らしいですね。
小さな女の子もずっと耳を傾けていました。

そして肝心な”水音”ですが
『素晴らしい!!』僕の中でランキングが変わりました。

そしてどうすればこの”音”に近づけるのか、
そして追い越せるのか、水琴窟製作の闘志が湧いてきます。

やはり良い水琴窟に共通する音のポイントは
「響き」と「余韻」だと確認する事が出来ました。

高音の響きと長い余韻が人に水琴窟と認識さすのではないでしょうか。

少し話はそれますが
「つくばい」と「水琴窟」の違いはそこにあると思います。

もちろん、「つくばい」も素晴らしい水を使った陶製品です。
僕は「水琴窟」が「つくばい」の上だとは全く思っていません。
しかし二つは「似て非なる」ものと思っています。

何故かと言うと目的が違います。
「つくばい」は水が流れる様式を”見て”楽しむ物。
そこに水の”流れる”音が付随してきます。

「水琴窟」は水の”響く音”を楽しむ物。
水が流れる視覚的楽しみはありません。

だからこそ、その”反響音”の定理みたいなものには
こだわらなければなりません。

この二つはよく混同されがちなので
奥田大器の考えを書いてみました。
20140815圓光寺水琴窟⑦DSC_0531.JPG
訪れる皆さん、ゆったりと時間を楽しんでおられます。

20140815圓光寺水琴窟DSC_0533.JPG
手前の竹筒に耳をあてると
より水琴窟の”水音”をより聴いて、感じる事が出来ます。

無くても充分聴く事が出来ますがやはりお勧めは竹筒です。

マイクも何も使わずここまで反響音を感じる事が出来るのかと驚くと思います。

やはり電気的変換とは違いますので当然音質が”自然”です。
20140815圓光寺水琴窟⑦DSC_0536.JPG
女の子も耳を傾けています。
とても驚いて目がキラキラして
感想をお母さんに伝えていました。

『大器の器』の目指す形です。
20140815圓光寺庭①DSC_0534.JPG
十牛之庭です。このお庭がいい!!
ここで聴くから気分も自然と高鳴るというものです。

ある意味水琴窟を聴かせるための
シチュエーションの作りこみがすごいです。
水琴窟には「雰囲気」も大事という事です。

この事は「陶芸」に関わる物を作っている人間は
肝に銘じておかなければいけません。
20140815圓光寺庭DSC_0535.JPG
迫力ある木!!

20140815圓光寺庭DSC_0539.JPG
うちの事務所の横はこんな風にしたいです。

圓光寺庭DSC_0541.JPG
池があります。

庭に関する事が好きな人であれば
何時間でもいてられると思います。
20140815圓光寺鐘DSC_0546.JPG
この鐘で大晦日の除夜の鐘を鳴らすと
思うとこの近くに住んでいる人が

猛烈に羨ましくなります。
20140815圓光寺竹林DSC_0004 (2).JPG
竹林も広がっています。
決して他の有名な京都のお寺ほど広く大きいわけではありません。

しかし水琴窟を含め「お庭の世界」が広がっています。
ゆっくりと歩いて回るべきです。
20140815圓光寺竹林DSC_0006 (2).JPG
第二回『水琴窟の”水音”を訪ねる旅』、
水音堪能させて頂きました。

また音もそうですがその回りの雰囲気の
作り方も勉強させてもらいました。

まだまだこれからも水琴窟を訪ねて
『大器の器』で作る陶製水琴窟 陶琴に活かしていきたいと思います。
聴いて感じる事が勉強、商品作りの第一歩です。
頑張ります。

次回の『水琴窟の”水音”を訪ねる旅』は
20140815東山浄苑六角堂DSC_0027.JPG
東本願寺 東山浄苑です。
永代管理の納骨堂です。

ここにも水琴窟が設置しているとの噂を聞き、
音を聴いて参りました。

それでは皆様本日は失礼致します。

【お知らせ】
『純朴陶芸家 創作 大器の器』水琴窟ギャラリーを始めました。詳しい情報はこちらからご覧ください

圓光寺HPはこちら

水琴窟の”水音”を訪ねる旅(1)比叡山延暦寺

20140812根本中堂DSC_0486.JPG
水琴窟を訪ねる水琴窟陶芸家、
奥田大器です。

今回からこの「水琴窟情報局」では陶製水琴窟作家奥田大器が
陶製水琴窟研究のため実際に脚を運び”水音”を聴いた水琴窟を紹介していきたいと思います。

題して”水琴窟の水音を訪ねる旅”ブログを始めます。
元々そのつもりで「水琴窟情報局」を始めたのですがやっと準備が整いました。

第一回は『比叡山延暦寺』です。
【取材日 2014 8/12 Tue】

第一回に相応しい霊峰です。一枚目の写真は根本中堂です。
分かりやすいように一枚目は根本中堂の写真を使いましたが、
まずはどのルートで登ったかからご説明致します。

hieizan140812DSC_0460.JPG
やはりこれ!!一度は乗ってみたかった坂本ケーブルです。

20140812坂本ケーブル時刻表DSC_0463.JPG
30分に一本出ています。

余談ですがこの坂本駅舎には信楽焼の販売コーナーがあります。
そこでちょっと驚く事がありました。
20140812坂本駅舎の湯呑DSC_0466.JPG
写真中央の湯呑はこの取材の2日前まで一所懸命窯に詰めていた
うち(壷八)で作っている緑斑点の湯呑です。

なんとそれが坂本駅舎で販売されていました!!ありがとう問屋さん!!

この斑点一つ一つ親父と職人さんと俺で押したんだと思うと
何故か目頭が熱くなってきました・・・。

あまりにも嬉しかったので写真をパシャパシャ撮っていると売り場のお姉さんが
「信楽焼お好きなんですか?良かったらこれをどうぞ」と
20140812狸の由来DSC_0467.JPG
信楽狸の八相延喜の説明書きをくれました・・・。よく存じています・・・。

そうこうするうちに
hieizan20140812DSC_0470.JPG
ケーブルカーがやって来ました。テンションが上がります。

いざ東塔地域に向けて出発です。
20140812坂本ケーブルカー中DSC_0472.JPG
団体のお客さんと一緒に山頂へ。

hieizan20140812DSC_0479.JPG
山の上のケーブル延暦寺駅です。
山頂は湿度は高かったですが気温はひんやりとしていました。

このまま少し歩いてまずは根本中堂を目指します。

総本堂を参ってから水琴窟が設置されている
【阿弥陀堂】を目指します。
20140812比叡山山頂からの景色DSC_0482.JPG
駅より根本中堂に向かう道からは琵琶湖から
その対岸まで一望出来るはずです・・・。

当日は霧が濃く写真の様な景色しか見られませんでした。
これは残念でした。
20140812根本中堂②DSC_0485.JPG

20140812根本中堂の門DSC_0487.JPG
霧の中その荘厳な佇まいには圧倒されます。

中でしっかりとお参りさせて頂きました。
20140812阿弥陀堂案内看板DSC_0492.JPG
そしてついに阿弥陀堂です。
水琴窟の音色を想像致しますと胸が高鳴ります。

本当に目的のある旅は楽しいものです。
hieizan140812DSC_0513.JPG
この階段を登れば阿弥陀堂、そして水琴窟です。

普段の運動不足が祟り駅からここまで結構きついです。
20140812阿弥陀堂水琴窟全景DSC_0503.JPG
おお!!ついに目にする事が出来ました!!
皆さん”音”を聴いていらっしゃる。

感動の瞬間です。
20140812阿弥陀堂水琴窟②DSC_0506.JPG
別の角度から一枚。

手前と奥、二か所に水琴窟が設置されています。
さすが国宝の中の水琴窟、風格があります。

スペースが広い!庭師の方も思う存分腕を揮えたのではないでしょうか。
20140812阿弥陀堂水琴窟手前DSC_0498.JPG
まずは写真手前の方の水琴窟からご視聴させて頂きました。

この砂利の部分に水を流します。するとすぐに・・・。
やはりいい音です。

私が陶製水琴窟で目指すべき”癒し”の音です。
ここまでに汗だくだくでしたがそれ故に涼しさを感じました。
20140812阿弥陀堂水琴窟奥DSC_0501.JPG
そして奥のもう一つの水琴窟へ。奥に信楽狸が居ます。

矢印の先に水を流すと・・・いい!!すごくいい!!

個人的にはこちらの方が好きな”水音”です。
はっきりと反響音に余韻が残っています。
正直陶製水琴窟ではこの『余韻』を出すのが難しいのです。

高音(金属音)の反響音の余韻をどうやって感じて頂くか。
これが陶製水琴窟の製作上のポイントです。

地中に埋める、反響容器の甕がある程度のサイズがある事。
多分ですがこの二点が音の余韻のポイントだと思っています。

陶製水琴窟ではクリアするのが難しい箇所です。
しかし出来ないと言う分けにはいきません。
別の方法でそれらを補っていくだけです。

そして良い水琴窟を実際に観て音を聴く。
陶製水琴窟製作のモチベーションが上がります。

しかし水滴が弾ける音に関しては
全く私の陶製水琴窟も負けていないと思いました。

負け惜しみではありません。
実際に音を聴く事によって気付くことが沢山あります。
これからの製作の糧にしていきます。
20140812阿弥陀堂水琴窟子供聴くDSC_0511.JPG
実際に良い本物の音だとこうやって子供もじっと耳を傾けます。
私が作りたい陶製水琴窟の目標です。

それにしてもこのお嬢ちゃんじっと聴いていました。
俺の子供時分なら絶対聞いていません・・・
まず比叡山に来ないと思います・・・。
20140812東堂DSC_0505.JPG
阿弥陀堂の横にある東塔です。
次回は是非西塔、横川まで足を伸ばしたいです。
それにしても霧の濃い日でした。

立派な塔です。
当時の仏教を取り巻く環境に思いを馳せながら
ゆっくりと観させて頂きました。
20140812帰りのケーブルカーDSC_0518.JPG
帰りも勿論ケーブルカーで、
往復大人1,620円です。

上手い事出来てましてドライブウェイもほぼ同じ値段だったと思います。
hieizan140812DSC_0520.JPG
坂本駅ではこいつらがお出迎え。

20140812坂本ケーブル駅木彫り動物②DSC_0521.JPG
猿に

20140812坂本ケーブル駅木彫り動物③DSC_0522.JPG
熊です。
ケーブルの途中に猪もいます。是非
実際に水琴窟を訪ねて行った際にはご確認下さい。
僕はシャッターチャンスを逃しました。

阿弥陀堂の水琴窟を聴く為だけでしたら
坂本ケーブルをお勧めします。
しかしそんな人めったにいないと思います。

ケーブルを使って比叡山延暦寺の全域を回りたいのでしたら
トレッキングに行く位の気持ちと準備が必要と思います。

東塔地域だけでしたらこの季節Tシャツ短パンで行けると思います。
体重108kgの私は絞ったら汗が滴る位Tシャツを濡らしましたが・・・。

全域を無理なく参拝されたいのでしたら
自動車でのドライブウェイ(有料)をお勧め致します。

空気が乾燥した秋から初冬にかけて
是非もう一度訪れたいと思います。

湿度がたっぷりのこの季節はTシャツの替えがいると感じました・・・。

【次回予告】
水琴窟の水音を訪ねる旅(2)は
20140815圓光寺門DSC_0025.JPG
京都は北白川の瑞厳山圓光寺です。
すばらしいお庭に水琴窟が鎮座しています。
お楽しみに。

【追記】
各地の水琴窟をめぐり研究してこの様な陶製水琴窟を作っています。
『純朴陶芸家創作 大器の器』陶製水琴窟 陶琴のページ
是非見て下さい。