2011.3.11の東京

Posted on 2016.03.11(Category:奥田大器は語りたい)

20160311_311_01_P1010119_600.jpg
5年前の3/11、
僕は東京にいました。
東日本大震災の日です。

当日は東京ビッグサイトで
照明の展示会が行われていて
それを見に行っていました。

信楽焼照明研究会というのが
あってその関係で照明メーカーを
探していました。

名刺交換をしている最中に
地震に遭いました。

グラグラっときて
ドカーンドカーンと
とんでもない揺れになりました。
1分位揺れた後、
もう一度揺れました。
それで照明の展示会は中止になりました。

皆、騒然となって外に出てみると
お台場の方面から
黒い煙が上がっていました。

地震から一時間位経つと
twitterには都内の某所で
挟まれて動けないから助けて欲しい
というツイートが沢山拡散されていました。
全部デマです。

上の写真はビッグサイトの
コンビニです。
入場制限で販売していました。

その夜は
多分千人位が帰宅できず
ビッグサイトで
一夜を明かしました。

ビッグサイトは
一晩中開放してくれて、
ここに留まって下さいと
アナウンスしてくれました。

あれは助かりました。
その上非常食まで
提供してくれました。

又、その夜には
ラジオから福島の原発で
制御不能の事態が起っていると
放送していました。

一晩中
船の中にいるみたいに
ゆっくり揺れていました。

次の日、
朝6時位から歩いて
天王洲の駅まで行きました。
所々が液状化して
電柱が傾いていました。

地下鉄銀座線が動いていて
有楽町まで出ました。
そこで新幹線の切符を買って
東京駅まで歩いて行って
(山手線はストップしてました)
そこから関西に帰って来ました。

僕なんか大した状況に
遭遇した訳ではありません。
それでも大変ショックの
大きい出来事でした。

この地震で
"帰宅困難者"という言葉が
クローズアップされました。
しかし最新の地震対策では
帰宅を促すという事はしないそうです。

自宅に小さい子供や
介護しなければいけない高齢者、
親族がいる人は帰宅する。
その様な状況に無い人は
その場で事態が
落ち着くまで留まらせる。

そうやって都市の混乱を
最小限に抑えるのが
現在の地震対策となっているそうです。

あの混乱を目の当たりにしたので
僕もその方がいいと思います。

心のどこかには
災害はやって来ると思って
生活しないとあかんと思います。

人気の商品紹介
小丸陶琴
純朴陶芸家 奥田大器
現代社会に生きる皆様に“潤い”を届ける!
これが奥田大器が『大器の器』で行いたい事です。
奥田大器の紹介はこちら