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寒い工場の消えないストーブ

Posted on 2019.01.11(Category:日々の制作のこと)

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皆さん毎日寒いですね。
寒い時は工場も寒いです。
暑い時は工場も暑い。
自然の摂理です。

摂理と言えば陶器。
陶器こそ自然の摂理です。
山から掘って来た土をこねて
それを火で焼いて
何かしらを作ってるんですよ。
これが自然、THE・自然と言わず
どう言いますか。

思えば変わった事してるんですよ。
土を焼いてるだけなんですよ。
超シンプル。
陶器屋なんか偉そうな事
言ってはいけません。
地球が偉大なだけなんです。
信楽に限って言えば
古琵琶湖層で粘土を作った
琵琶湖が偉いだけなんです。
琵琶湖がこの地に無かったら
信楽焼は無かったわけです。
まさにマザーレイク!
Oh~!勇さんの言う通り!

土っていうのはミミズが作ってるんですよ。
地球上の殆どの土は
ミミズの糞という説がある位です。
ミミズは土を食べて生きています。
我々陶器屋も土に食わせてもらってます。
口の悪い人なんかお前らなんて
ミミズと一緒やと言う人がいます。
しかしこれはあながち間違っていない。
その通り。
そんな"超自然"な職に就いている事を
誇りに思いましょう。
陶芸作家や陶器屋で偉そうにしてる人は
ここを思い出して初心に帰るべきです。
20190111_kouba_02_IMG_0097.jpg
ストーブが消えないんです。
寒いから火を消せないとか
そういう事では無く
物理的に消せないんです。
消し方が解らない。
古いストーブなんで調子が悪い。
消し方にもコツがいる。

そんな壊れたストーブの様に
燃え続ける、くすぶり続けても
熱を持つ陶器屋でいたい。
火をしぶとく絶やさない
陶器屋になりたい。

部屋はめっちゃ臭かったけど。
不完全燃焼起してる?
そう不完全でもいい
燃焼し続ける陶器屋になりたい。

純朴陶芸家改め
不完全燃焼陶器屋で。

自然バンザイ。
寒い工場バンザイ。
消えないストーブバンザイ。
古琵琶湖層バンザイ。
地球バンザイ。


※古いストーブ等による
火災には充分注意しましょう。
この季節はマジで火事が怖い。
火は怪獣と一緒です。本当に恐ろしいです。
火の元には充分過ぎる位注意しましょう。


【大器の器Ch】第382話
寒い日は工場も寒い

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