大器の器・トップ > 奥田大器の活動ブログ > 暗い工場で急須の話をします。

暗い工場で急須の話をします。

Posted on 2018.10.10(Category:日々の制作のこと)

20181010_kyuusu_01_IMG_6607.JPG
夕方なので光量不足。
純朴暗い工場に生息する
陶芸家の奥田大器です。

暗くてジメジメした場所に
奥田大器は生息しています。
そんな工場で急須(1合)を作っています。

1合急須ですから小さいです。
細かいです。
"取っ手"と"口"。
どんな急須もこの二つを
胴体に付ける工程が難しいです。
20181010_kyuusu_02_IMG_6608.JPG
圧力を弱く付けると
乾燥途中で切れます。
乾燥を乗り切っても
素焼きで切れます。

圧力を強くしたら胴体が凹みます。
難儀です。
"いい加減"の圧力を探して
押して付けます。
胴体、取っ手、口、
この三位の土の乾燥具合によっても
なんかその都度微妙に違います。

細かい作業ですので時間が掛ります。
一つ一つ時間が掛ります。
一日ず~っとやってます。
流れて来るレイディオ。
周りを飛ぶ蚊。
時間は流れて行きます。
20181010_kyuusu_03_IMG_6610.JPG
暗い工場からは以上です。
本日はサヨウナラ。


【大器の器Ch】第329話
暗い工場で急須の話

人気の商品紹介
小丸陶琴
純朴陶芸家 奥田大器
現代社会に生きる皆様に“潤い”を届ける!
これが奥田大器が『大器の器』で行いたい事です。
奥田大器の紹介はこちら