水琴窟(陶琴)のこれまで

大器の器のこと

本日も元気に水琴窟を作る。
水琴窟陶芸家の大器の器です。

なんやかんやですが今日も作ってます。
陶琴という名前をつけてここまで製造販売して来ました。
Webでしかも自社サイトでの販売です。
メーカーが最終消費者、いわゆるお客様に
売るというのは非常に難しいんです。

名前が知れている作家でもない。
ブランドが確立している訳でもない。
無名に近い状態で自社サイト始めたのでそりゃ大変でした。

自社サイトを始める前、10年ちょっと前です。
週末に水琴窟(陶琴)を抱えて関西や東海の温泉旅館や老人ホーム等を回って飛び込み営業をしていたんです。2~3年続けたんです。

これがビックリする位売れないんです。
ある旅館では「敷居またぐな!」と言われて追い返されました。

営業と解った瞬間どこも顔色も声色も変わるんですね。敵意むき出しにする人もいる。
そりゃそうなんですよ。水琴窟なんか急に持って行ってもどうしていいか解らないですから。
俺だってそんなん来られたら「何じゃ君は?」ってなる。

数年やって一つだけ売れたんです。
それも分割で。もう訳が解らない。

今考えたら当然なんですよ。
その人にとって必要じゃない物の営業なんて
どれだけ根性で努力したって売れる訳がないんです。

飛び込み営業を数多くやって売れる物なんて生活必需品だけです。それももうネットがあるからダメになってると思う。

長くなりそうなので
続きは次回のブログで書きます。

【大器の器Ch】

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