信楽のGW 2020


今年のゴールデンウィークは静かです。信楽が本当に静かです。静かなGWは記憶にありません。

元々は夏(7月末)にやっていたお祭り(陶器まつり)をGWと秋に分散させて開催する様になったのが始まりです。

昔とはいえ分散された時の事はよく覚えています。僕が高校生の時だったと思います。それ以来の静かなGWです。寂しいです。

昨年は元号が5月1日から変わるとお祭り騒ぎでした。信楽もGWに陶器まつりを移動して以来の人だかりでした。水口の蛙の橋まで車が渋滞したと皆が驚いていました。

それが一年経てば…一寸先は誰にも解りません。

しかしこれがず~っと続く訳ではありません。いつかこの状態は明けます。その時に向けて、その時に備えて信楽焼産地はグッと身をかがめて、飛び立つ準備をしています。

製造、販売、創作、観光…沢山の信楽焼に関わる人々の持ち場が有ります。その人達がこの経験を糧にして更に魅力的な信楽を作って行くと思います。

それに向けての2020年のゴールデンウィークを過ごします。

【大器の器のファントムラジオ】#11
・今年の信楽のGW
・「天皇の影法師」が面白い

※大器の器ギャラリー(壺八ギャラリー)は4/23~5/6まで県よりの営業自粛要請に従い休業致します。

休業要請期間が過ぎてからの対応は新型コロナ禍情勢を鑑みて判断致します。

何卒ご理解宜しくお願い致します。

今こそ”スカーレット”


皆さん!今こそ「スカーレット」を思い出しましょう。

純朴NHK陶芸家の奥田大器です。
朝ドラが信楽から離れてまだ一ヶ月も経っていません。「エール」は古関裕而の物語。ザ・ピーナッツが歌う「モスラの歌」や阪神タイガース球団歌「六甲おろし」を作曲した人です。

実はこの人巨人軍球団歌「闘魂こめて」も作曲している(あとドラゴンズの初代球団歌も)。滋賀県民にはお馴染み、そのものずばり「滋賀県民の歌」も。戦前戦中戦後を通じての昭和の大作曲家です。

古関裕而の話はもういいです。

「スカーレット」です。ラストに進めば進むほどコロナがやって来て何かうやむやになってもうた。信楽にはツキが無い…。

いや、そんな事は無い!

コロナで凹むはずの信楽焼産地を少しでも救ってくれたのです。コロナはいつかは収まる。そりゃ自然のもんやから収まります。100年前のスペイン風邪だって収まりました。どうあがいたって収まります。

その時、信楽焼を舞台にした朝ドラがあった事が宝物になります。これから信楽は「スカーレット」を超大事な産地コンテンツとして活かさなければ。

今こそ”スカーレット”です。
頑張って行きましょう。

【大器の器のファントムラジオ】#9
・某社長復縁
・今こそ”スカーレット”

甲賀コミュバスに初めて乗った


初めて乗りました。甲賀コミュニティバス。どうも純朴朝宮経由で石山に行こう陶芸家の奥田大器です。めちゃ安。

写真は甲賀コミュバスとは関係無い信楽高原鐡道の玉桂寺前駅です。

関係無いついでに玉桂寺前駅の時刻表も貼っておきます。

昨日京都に行く用事がったのでバスで行って来ました。

気がつけば帝産バスも石山行どうなっちゃったんでしょう。うちの前にバス停あるんですが。なんか最近バスを見ない…。

という訳で甲賀コミュバスで京阪石山寺に行きました。安い。こんな事言ったらいやらしいですが激安。

300円で京阪石山寺に行く。そこから京阪石山(JR石山)まで170円。470円で石山まで行ける。

そこから京都駅まで280円。合計750円。

確か帝産バスで信楽から石山まで1,000円位してたと思う。

石山寺までの便は少ないですが京阪バスに乗り換えたら(+300円)JR石山駅まで行ける。

甲賀コミュバスはとてもお得という話でした。

俺には見える。右側からゴジラが出て来て放射能熱線を京都タワーにぶっ放す姿が。

確かに見えるぞ。ガメラとイリスが駅構内に雪崩れ込んで来る姿が。
駅の東広場にひっそりとレゴで作られた京都駅がある。何気にこれ凄い。コロナの影響で人全然いないの。だから恐ろしい程ひっそりとしてたね。

【大器の器Ch】第453話
在りし日の信楽、玉桂寺前駅

信楽幟問題


戦だ~!どうも麒麟が来てしまっている陶芸家の純朴な奥田大器です。自分で純朴って名乗るのめちゃめちゃ素敵やん。そんな人間マンダラ気分で本日もブログをお送りします。島谷ひとみはマンダラ出身。

信楽には昔から大きな問題があります。その名を”信楽幟問題”。信楽に来られた観光のお客様は何となく解ると思う。「幟が多い。」特にスカーレットが始まってオレンジの”スカーレット色”のエカルラート幟ばかりです。もうすぐスカーレットも終わりますね。寂しい。

別にスカーレットに関係無く幟が多いんですよ。後看板。個性的な看板だらけ。大器の器も看板だらけ…。これに色々と思う事がある方達が沢山おられるんですね。端的に言っちゃうと「カッコ悪いやんけ。」という事です。

信楽焼業界と言っても沢山のフィールドがあり、各々の出自も違います。陶器メーカー、陶器問屋、焼物小売店、ギャラリー、陶芸家、アーティスト、飲食、公共団体、はたまた公務員までetc…。沢山の信楽焼に関係している人達が生活を営んでおります。誰が偉いとかそういう事ではない。色々な考えが御座います。

これうちの前から撮った写真なんですが4枚幟が入っちゃってます。信楽は今幟だらけです。

確かに地場産地の魅せ方としては統一感があった方がいいんでしょう。オーガナイズされた産地イメージを浸透させる為には幟というのは如何な物かと思う方はおられるのでしょう。それは一理ある。

しかし信楽は自営業者の集まりなんですね。陶器メーカー、陶器問屋、陶芸家だって自営だしそこから派生したアーティストも自営です。自営という事はそれぞれが何をするかは自由という事です。

そして自営業者が商売で生きていく為には「俺はここにいるよ!」と主張しないといけません。宣伝とかの前の話、”僕はここで生きています!皆さん宜しくお願いします!”これをしないと誰の目にも止まりません。

その為の”幟”であり”看板”なんですよ。戦争する時に自陣の勢力を表すのは幟でしょ。だから地場産地は幟を立てるのです。

別に”ここにいるよ”という事を幟や看板以外でアピールする事は出来ます。でもそれが出来ている人達が幟がダサい、俺の信楽がダサいと幟を掲げている人達にそれをしまえと言っても話は通じないと思います。

皆言うんです。産地の価値を高める為にイメージを統一した街並み(ビジュアル)を作りましょう。そしてそこから陶器産地とは何かを考えましょう。全く間違っていないと思います。うん、そうした方が絶対良い。その”信楽”という価値を皆で考えようという提案。これからはそれしかない。

しかしその第一歩は”統一”って言うけど僕は反対だと思う。それぞれの違いを認めるところから始めるのが先だと思う。

この人の言ってる事違うな。解らないな。俺とは考え方違うな。そりゃ当然だ。育ってきた環境が違うんだから好き嫌いはしょうがない。なれ合いや無駄な我慢をする必要は無いですがそれぞれの考えを認めて…そして幟も看板も作って行く。そこから幟以外も有りますよと考えていく。

お互いの長所でお互いの短所をフォローし合う。そんな信楽焼業界になったらめちゃめちゃ素敵やん。そんな人間マンダラ気分でやっていきたいやん。

…俺は幟が大好きです。

【大器の器Ch】第452話
水琴窟を窯入れ

今年はついに凍らなかった


どうも、純朴不凍陶芸家の奥田大器です。水琴窟と水は切っても切れない仲です。

機械ロクロの噴霧する水なんですが、今年はついに一回も凍りませんでした。写真の水です。こんな事15年働いてますが初めてです。絶対冬の間、2月の中頃までに数回は凍てるんです。

この管に通っている水とかも凍てるんです。朝工場に入ったら凍てていて暫くしないと機械ロクロを動かしても水が出ません。それが冬の工場の風物詩でした。

しかし…それが今年はついになかった。早ければ年内に凍てたりするんですが。

確かに凍てなければ機械ロクロ動かせる時間が増えるのでその点では良いんですが。…怖いですよね。なんせ毎年絶対起こる事が起こりませんでした。”ヤバい冬”ですよ。

信楽は近畿地方で一番冷える高地です。だから寒い事は寒いですが例年の寒さは全くありませんでした。「寒いな~。」としみじみ思ったの2日位でした。それ以外は全然寒くなかった。カメムシ出て来てますもん。もう。2月にはカメムシは出て来てなかったと思う。絶対に”ヤバい”ですよ。

『日本沈没』で渡老人が田所博士にこんな事言うんです。「毎年軒先に来ているツバメが今年はついに来なかった。」云々。もうこれですよ。この心境ですよ。日本沈没だとこの後タイトルそのまま日本が沈没するんですよね。

とにかく今年は暖かい冬でした。

【大器の器Ch】第443話
ついに一回も凍らなかった