特撮ブログ『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』新世代が作った60年代後半のゴジラ映画


久しぶりの特撮チャンネ~ル!どうも純朴ゴジラの息子陶芸家の奥田大器です。ゴジラ映画やるのは1年と1ヶ月ぶり。前回の「サンダ対ガイラ」からもほぼ半年。

1967年公開の『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』です。あのミニラが初めてスクリーンに登場する作品です。ここからゴジラシリーズは3作続けてミニラが出て来ます。僕は”ミニラ三部作”と勝手に言っています。

22分間動画で喋っています。一体誰がついてこれるのでしょう。一体誰が見ているのでしょう。周りが何も見えていませんが行くとこまで行きましょう。

動画(Youtube)で喋れなかった事を書きます。この映画、ミニラが出て来るので当然子供をメイン客層とした作品です。それ以外考えられない。時は1967年。『ウルトラマン』のTV放映が66年。世は怪獣ブームです。怪獣は子供のコンテンツ。今でいうポケモンみたいな物です。よく考えて下さい。スマホどころかファミコン、レンタルビデオすら影も形も無い時代です。レンタルビデオどころか家庭用VTR録画機なんて存在すらしていない。そんな時代に子供達に向けての最大の娯楽コンテンツだったのが怪獣映画です。この「ゴジラの息子」です。

しかし…土屋嘉男さんの演技が全く子供を意識していない。マタンゴからこのゴジラの息子まで。この人は南海の孤島で狂った人を演じさせたら右に出る人はいません。そうだ、よく考えたら『ゴジラVSキングギドラ』でも南海の孤島でイカれた体験をする軍人やってた。その後原潜を私有するイカれた企業経営者にもなる。マタンゴもイカれた実業家だったな。

この映画は特撮部分ではミニラが初めて出て来てコミカルな演出もあり(ハードな合成画面もある)子供を喜ばそうとやってるんですが本編パートはハードSFで土屋嘉男さんが「日本に帰りた~い!」と言って銃口を前田美波里に向けます。巨大な蜘蛛(クモンガ)の脚に絡みます。結構怖い。

是非南海の孤島でゆっくり壊れていく土屋嘉男さんをお楽しみ下さい。コミカルなミニラとの対比をお楽しみ下さい。カマキラスにネッチョリした卵から孵りたての胎児ミニラがつつかれる生々しい特撮もあります。決して完全に子供向けちゅう訳やないんやぞという製作陣の意気も感じます。

一応陶器屋ブログなので窯の中の写真も載せます。陶器屋は窯詰、窯焚、窯出。「スカーレット」の撮影がされた某宗〇苑さんでは登り窯に薪で火が入っているそうです。そんな中大器の器は『ゴジラの息子』です。土屋嘉男です。

いますか?今信楽で戸田恵梨香じゃなくて土屋嘉男の話をしている人?同じ役者で久保明さんや高島忠夫の話をしている人?うん、頑張りましょう。

【大器の器Ch】第444話
特撮ch⑱『ゴジラの息子』

次回の特撮Ch⑲
『怪獣総進撃』はこちら。
→https://bit.ly/3kM2Jf3

前回の特撮Ch⑰-①
『サンダ対ガイラ』前編はこちら
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前回の特撮Ch⑰-②
『サンダ対ガイラ』後編はこちら
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