Su-Pod誕生物語④ -高度情報化社会に翻弄された悲しい純朴陶芸家-

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もう四回目です。
書いても書いてもSu-Podまで辿り着きません。

製作者はなぜこのに商品を作るに至ったかを
振り返る時がありあます。

そうすると忘れていた最初の想いや
見落としていた
大事な事を発見できる場合があります。

思い返されるのは多額の解約金への後悔だけです。

‐Podcastとの出会い‐
なんやかんやあってiphone4を購入したわけですがそりゃあ驚きました。
最初から入っている天気アプリ見ただけでビックラしました。
「甲賀市の気温がピンポイントで分かるんや!!」
一事が万事そんな具合です。

そしてPodcastです。
Su-Pod誕生のきっかけはこのアプリです。

なんせラジオが昔から大好きなものですからこのPodcastを見つけた時は
生きててよかったと心から思いました。

人生とは書いて字の如く生きておくものです。死んだらあきません。
こんな素晴らしいアプリとの出会いが待っています。

で、こちら(関西)では聴けない関東のラジオ番組ダウンロードしまくって仕事中に
聴きまくっていたわけです。
トータルテンボスの下ネタを聴きながらですと湯呑の削り作業が進む進む。

しかしイヤホンを付けながらの作業はカンナを持ち帰る度にコードが引っ掛かる、
さらに耳の穴が荒れて来ます。(肌敏感なんです。)
電話が鳴ってもわかりません。そのつど従業員さんに「大器君、電話鳴ってるで」と
声を掛けてもらわなければなりません。これでは只のアホ跡取りです。

やはり仕事中に一人作業とはいえ耳にイヤホンつけながらするのは良い感じがしません。
仕事場にラジオは良いけどイヤホンは如何なものかという空気が従業員さんの間に漂っています・・・。

なんとか作業しやすく、耳の穴が荒れず、良好に従業員さんとの関係を保ちながら
Podcastを聴く方法はないものかと考えていました。

そんなある日TEIBAN展で一緒に活動している山中陶土さんが面白い土を作ったからと
僕を工場へ呼んでくれました。

この山中陶土さん、以前ブログでも紹介しましたが自分で面白い特性の土を
商売とは関係無しに作っています。(その記事はこちら
僕達にとっては非常にありがたい土屋さんです。

この山中さんが音を強く反響する土を作ったので使わないかと言うのです。
「これだー!!」と思いました。これでスマホの音声を拡張するものを作れば
商品テストだと言って堂々と仕事場でPodcastを聴く事が出来る!!

ビックリマーク2個も付ける事ではありませんがこれが製作の最初の動機です。

お客様の為を思って、音を通じての潤いの生活の提言とか言っていますが
白状します。Su-Podの最初の製作動機は結構不純です。
お客様の生活環境の向上云々より自分の仕事環境の向上云々を考えていました。

で、今はこんな感じで仕事中に使っています。
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素晴らしいです。作業がはかどります。

コンプレッサーが呻りを上げている時はさすがに聞き取りにくいですが普通に聴く分には充分です。
Podcastもラジコも聴き放題です。仕事中のラジオライフが広がりました。

やっと話がSu-Podに辿りつきました。
次回はこの形になるまでの”開発物語”をお話したいと思います。
Su-Pod誕生物語も大詰めです。皆様もう少しお付き合いを。

御清聴ありがとうございます。
本日は失礼致します。

※Su-Pod商品ページはこちら

【今週末の『純朴陶芸家 創作 信楽 大器の器水琴窟ギャラリー』の情報】
・10月4日(土)は所用のためお休みします。
・10月5日(日)は午前9:00~午後5:00までオープンします。奥田大器は居ません。
 家の者がご対応致します。

後、こちら、今年もやります!!
宜しくお願い致します!!!!

【2014秋のガレージ窯出市】
(場所)     
滋賀県甲賀市信楽町長野1330-2
壷八ガレージ(国道307号沿い、信楽図書館の前の広場)
(日程)
10月11日~13日の3日間
詳しくはこちらから。

【お知らせ】
①『陶琴』シリーズや当HPの商品に質問、疑問がございましたら遠慮なくお電話、eメールでご連絡下さい。
詳しくはこちらをご覧ください。

②実際に陶製水琴窟『陶琴』シリーズの水音を聴いて頂けるギャラリーも御座います。
詳しくはこちらをご覧ください。

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