水が少しでも流れ易い様に溝


この工程に意味があるのか?
どうも、純朴水琴窟陶芸家の奥田大器です。
本日は水琴窟の透水器の話です。

表面に溝を彫っています。水滴が落ちる突起から一本づつ。少しでも水が流れ易い様にと考え彫っています。

多孔質な素材(土)ですので水を入れたら表面全体から水が浮き出てきます。ならば必要無いんじゃないか…いや、ここは信じて彫っています。陶琴を作り始めてからずっと彫っています。

彫るラインまで赤インクで目印を付けます。透水器一つ一つにこの工程をしています。正直時間が掛かります。しかしこの工程が少しでも水の流れをスムーズにさせると信じてやっていきます。

溝を彫らずに焼いてイマイチだったらめっちゃ悔いると思うんです。そんな思いしたくない。これは貧乏性でしょうか。

webから注文して頂きお待たせしているお客様、大変申し訳ございません。もう直ぐ焼けます。もう少々のお待ちをお願い致します。

土から自分で練っていますので溝を彫らずに音がイマイチだったらとか考えると惜しくてしょうがありません。だからここは彫ります。信じて彫ります。

水が落ちる突起物をチボと言ってるんですが。そのチボも思えば沢山作りました。指の腹のサイズじゃないとしっくりきません。これも見事に変えが効かないんです。工具の方が良いんじゃないかと色々と試したんですが全くダメ。形の融通が全然利かない。

手引きでロクロしている陶芸家さんや職人さんもこれが一番やり易いとよく言われます。人間の手はたいしたもんです。

それから話変わりますが…前回の水沁み出しラジオ、視聴回数12回でした。これは来る所まで来ましたよ。何か試しに動画上げて下さい。何でも良いですわ。30回位視聴されるから。12回は驚異の数字ですよ。
動画の中で「皆さん!」とか言うてますが皆さんなんてどこにもいないんですよ。これは信楽焼物界の怪談ですよ。

【陶琴Presents 水沁み出しラジオ】#21
陶器屋と陶芸家