水琴窟に?穴”開ける。

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穴は結構大事。
純朴水琴窟陶芸家の
奥田大器です。

音抜穴です。
水琴窟の穴です。
うちの陶琴は地上に
反響容器が露出しています。

穴を開けてしっかり音が
抜ける様にします。
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このブログでは
何度も言ってますが
開けないと絶対ダメ。

全然響きが違う。
当たり前っちゃ当たり前。
音が籠ってしまうとダメです。

何てことない工程です。
でも大事。
水の音は微妙です。
水っていうのは本当に微妙です。
なかなか思い通りにはなりません。

と言うか水を思い通りに
調整できるなんて考えるのは
人間のエゴです。
水って一体何なんでしょう。
考えれば考える程解りません。

粒(粒子)の性質と
波の性質どちらも持つ物。
光と同じ性質らしいです。
めっちゃ不思議ですやん。

そんな物を思い通りには出来ません。
水が粒になってそれが弾ける。
こんなものほぼ?偶然”の産物です。
その水音を追い求める水琴窟です。
なかなか業の深い陶器製品です。

果たして何か答えがあるのか?
多分無い。
10年ちょっと作ってますが
多分答え無い。
これやっていうやり方まだ見つからない。
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正直、
作る度に音違います。
何でかは解りません。
ひょっとしたら考えすぎかも知れません。

ちょっとずつちょっとずつ
調整していくんですが
そのつど変わっていきます。
難しいです。

そんな事思いつつ穴開けます。

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