水琴窟の試音テストです。勿論TEIBAN展に向けてです。

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水音にもう、うなされている水琴窟陶芸家、
奥田大器です。

▼>>TEIBAN展に向けての陶琴の試音テスト
磨いたRoom陶琴(卓上水琴窟)は、
こうやって一つ一つ実際に
水を入れて”水音”のテストをします。

基本、『大器の器』の水琴窟は全てこの試音テストをして
お客様の元に届けます。

“水音”は本当に良くなって来ました。
手前みそですがそう思います。

実際に各地の水琴窟の”水音“を聴いて
回っている甲斐が出て来ました。

だって陶琴の”水音”負けてないもん。
正直そう思っています。

これは自画自賛します。
いい水音が聴こえて来ます。

陶琴の胴体の穴を三つにしています。
正直これだとその穴から
水が伝って漏れやすくなります。

これは穴を一つに減らせば解決出来ます。
しかし穴一つだと納得の”水音”が出ません。
これはどうしてもそうなるんです。

ですからRoom陶琴の防水調整は難しいです。
上の透水器の微妙な調整がいります。
でも『大器の器』の水琴窟は水音で妥協はしたくありません。

お客様が不便を感じるかも知れませんが
穴三つでいきます。

又、釉薬の光沢、風情を出す為、
水止剤は胴体内部にしか施していません。
表面には塗っていません。

表面に塗ると貫入が目立ち、光沢も鈍ります。
ですので水を入れて一日程置いておいたら
底部分がじっとり湿ってきます。

しかし陶琴の風情を優先してそのままにしています。
濡れたらいやな所には置かないで下さい。
下にマット的な物を敷くのをお勧めします。

全て”水音”、”風情”を優先して製作しています。
ご理解宜しくお願い致します。

▼>>そもそも陶器は”土”
大体、陶器なんてものは、(特に信楽焼)
水が漏れて当たり前です。
土の塊ですから焼いたら細かい穴が
開いているのです。

昔の人はそれで普通に使っていた分けです。
何時間も茶碗にお茶入れておかないでしょうって話です。

水が全く漏れない陶器(土物)があったら
逆に気持ち悪いと思った方がいいですよ。

『大器の器』は陶器の初心を
見つめ直したいと思います。

茶渋が茶碗の貫入に入って
表情が変わってくるのが陶器です。
その貫入の入り具合で評価が高まるのが
本来の陶器の形です。

貫入は入れるな、水は一滴も漏らすな、
・・・プラスチック使ったらいいやん・・・。
貫入も入らへんし、水は絶対漏れへんし。

『大器の器』は陶器の初心を
見つめ直したいと思います。

本日は失礼致します。

※【第5回TEIBAN Japan classico 滋賀のものづくり展の詳細】
(TEIBAN Japan classico展『信楽』から名前が変わりました)
開催日程
2015年2月19日(木)?22日(日)
時間11:00?19:00(22日のみ17:00まで)

場所:リビングデザインセンターOZONE
(新宿パークタワー1F/アトリウムギャラリー3)
〒163-1001東京都新宿区西新宿3-7-1

TEIBAN展のFBページです。

※『大器の器』も参加する
信楽窯元散策路、街歩きイベントの詳細】
今年で10回目の記念イベントです。
信楽町長野地区の窯元が集まっている集落、町内を散策するイベントです。

春の度に窯元街歩きマップを製作しています。
各参加窯元が独自のイベントを行います。
ゆっくりと窯元散策を楽しんで”体感”して下さい。

▼(街歩きイベント 場所)
滋賀県甲賀市信楽町長野一帯
▼(街歩きイベント 日程)
2015年 4月17日(金)、18日(土)、19日(日)の3日間

【お知らせ】
①『陶琴』シリーズや当HPの商品に質問、疑問がございましたら遠慮なくお電話、eメールでご連絡下さい。
詳しくはこちらをご覧ください。

②【純朴陶芸家 創作 大器の器 水琴窟ギャラリー】の詳細情報です。
詳しくはこちらをご覧ください。

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