丸太の様な土を練る

20180322_dorenki_01_IMG_5248.JPG
土を練る機械、土練機。
純朴練って練って練りまくる
陶芸家の奥田大器です。
本日も陶芸家ブログが始まりました。

陶器屋の基本中の基本は土練。
土練機で土を使い易く調整するのが土練です。
昔は全部手で練っていました。
技術が進んでいる時代に陶器屋で良かった。
まあ、今でも手で練る場合はあります。
夏場だと顔が汗の滝になります。
20180322_dorenki_02_IMG_5249.JPG
これが大元の粘土です。
土の業者さんから買ってきた時の状態です。

ここから成型に使い易いように土を調整する訳です。
20180322_dorenki_03_IMG_5250.JPG
これが土練機です。厳つい機械感。
こびりついた油が稼働してきた年月を物語ります。
音と煙が凄いです。
窓を開けるのを忘れると煙が凄いです。

うちの機械こんなんばっかり。
20180322_dorenki_04_IMG_5252.JPG
この土練機は真空土練機です。
土練中に空気を抜きます。
このチューブから強制的に空気を抜いていきます。

何故空気を抜くのか?
空気が入っていたら土が折れます。
土が折れるという事はヒビが入っているという事です。
パラパラになります。
これだと各種成型がやりにくい。
細かい成型なんかは出来なくなります。
ですから物凄い煙を出してモーター動かして空気を抜きます。
20180322_dorenki_05_IMG_5251.JPG
ここから土が出て来ます。
それでは本日はサイナラ。

【大器の器Ch】第223話
丸太の様な土を練る。

コメント

タイトルとURLをコピーしました