作った素地(焼物の生土状態)が貯まって来てます。

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作った生素地が貯まって来ています。
早く削らないと乾燥してまう水琴窟陶器屋、
奥田大器です。

今日は沢山押しました。
(陶器屋は生素地を作った事を
“押した”と言います)
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茶碗です。

沢山押したと言っても
昨日押した茶碗が肉厚が薄すぎて
やり直しただけでもあります・・・。

型物の典型的な失敗やってしまいました。
同じ工程を連日する虚しさ・・・。

土も勿体無いです。
反省して次に進みます。
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注文伝票を整理して
商品の数を確認します。

しっかしこれがこんがらがるんですわ。
石膏型と注文の数は常に違いますから
もう算数パズルです。

そこに乾燥具合の調整もしないとあきませんので
毎朝呻っています。

そんな時は先人の職人さんに聴くのが
一番です。
的確に作る順番を言ってくれます。

もう僕はその指示に従うのみです。
何とか今日もパズルの辻褄を合せました。

それとですね、
昨日言っていた悩んでいる傘立ですが、

そのカタログを作る陶器問屋さんに
直接行って相談して来ました。

担当の人は以前の展示会で
一緒に行った人です。

やはり展示会には出ておくもんです。
こんな時に話が出来る”繋がり”になります。

良い話を聴かせて頂きました。
同じ産地で同じ信楽焼を扱う仕事ですが
僕が全く意識していなかった意見を沢山聴かせて貰いました。

勉強になります。
もっと作り手の自分も
問屋さんの感性が必要だと思いました。

メーカーは商品単体の事を強く意識して製作します。
卸しは俯瞰的な視点を意識して仕事をしています。

頭では解っていたつもりでしたが
表面的な事だけでした。

今日の意見を踏まえた
“解りやすい傘立”を作りたいと思います。

難しいけど気張りたいと思います。

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