君は”東洋の大怪獣バラン”を知っているか!?広島東洋カープと違うよ。

20170424_baran_01_83bd6cb51d396d0dfe4ab456794fd07b7ad6de3f.26.2.2.2.jpg
GWは怪獣しかナイ!!
純朴東洋の陶芸家の
奥田大器です。

月イチ怪獣ネタ。
今月GW前は『大怪獣バラン』!!
誰が知ってるねん。
しかしこの『バラン』、
最近特撮界隈で再評価著しい作品です。
昔は馬鹿にされてたんですよ。
小馬鹿にされている
怪獣No.1だったんですよ。

その小馬鹿にされていた部分が
そのまま再評価されている
部分になっています。
不思議なもんですね。
90年代中盤位までは馬鹿にされていました。
でもその時点から20年、
公開されてから約半世紀。
映画の評価なんてひっくり返るんですよ。
特撮界においてはこの15年で
だいぶ各作品の評価が変わってきたんですよ。
そこら辺ちょっと言いますね。

04年の『GFW』以降14年公開の
ギャレゴジ』まで怪獣映画的な物って
映画界から消えるんです。
90年代まではまだ怪獣映画ファン自体が
怪獣映画をバカに出来たんです。
バカに出来たというか”イジれ”ていた。
なんだかんだと毎年怪獣映画が
全国規模で公開されていましたから。
それが『GFW』以後無くなったんです。

この04年~14年の間に
各種特撮怪獣映画の
再評価が進みます。
なんせ”新作”が無いんですよ。
誰も作ら無いんですよ。
過去作を掘り返す作業が進みます。

そんな行為は70年代の後半から
やっていたんですがなんせ新作が無い。
ゴジラ60周年の年(14年)に
東宝が国産で新作作らないというのは
ギャレゴジがあったとはいえ、
もう二度と日本人が撮る、
日本人が演じる、日本を舞台の
怪獣映画は観られないかもしれないと
本気で心配していました。

で、90年代までは何があっても
やってくれるという安心感があったので
過去作の評価と同時に
“イジる”作業もするのが常識でした。
それが実は特撮映画って作る事自体が
物凄く大変なんだと皆が理解したのが
この”15年間”です。

だから『バラン』とは言え、
この作品が成立している事自体が
もう凄い事なんだとなって来た訳です。
とても有難い物を鑑賞させて頂いてるのに
俺たちはなんて罰当たりな事を
していたんだとなっている感じがします。

どんな作品なのかという事に行く前に
だいぶ蛇足な事書いてしまいました。
でも映画ってそういう側面があります。

公開から半世紀も経つと
作品の内容を越えて作品の成立背景までに
思いが馳せられます。

又、90年代までは
ギリギリ面白ポイントとして受け取れた事が
そこからもう20年経つとその面白ポイントが
スゲ~事描こうとしてんじゃない?
むしろ許されるの?
みたいな事になって来ます。
同じ作品、全く変わってない筈の内容、
なのに受け手が変わって来るので
全く違う受け取り方をしてしまう。
映画ってそこが凄く面白い。
特撮怪獣映画ってそれが結構強く
出てくると思います。

すんません。
内容の解説【大器の器CH】でやります。
何故、「東洋の大怪獣」なのか?
何が再評価されているのか?

どうせここまで誰も読んで無いと思います、
ここまで来てくれた方、もうちょっとです!!
むしろここまで来たらもう見ましょう。
目指せ二桁の視聴回数・・・。

次回の特撮ネタ、
『ゴジラVSキングギドラ』はこちら。
・前回の特撮ネタ、
『恐竜・怪鳥の伝説』はこちら。

コメント

タイトルとURLをコピーしました